(仮訳)中国南部におけるモモタマナ属植物を宿主とするAurifilum属菌の同定および病原性
Wang, W. & Chen, S. 2023. Identification and pathogenicity of Aurifilum species (Cryphonectriaceae, Diaporthales) on Terminalia species in Southern China. MycoKeys. Available at: https://mycokeys.pensoft.net/article/104719/ [Accessed June 9, 2023] 【R3-10679】2023/6/9投稿

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3行まとめ

中国広東省においてモモタマナ属樹木に発生した胴枯病を調査し、多数の分離菌株を取得した。
形態学的検討および分子系統解析の結果に基づき、原因菌をAurifilum cercianaとして新種記載した。
接種試験で本種はユーカリ属樹木にも感染し、本種がユーカリの病原菌となる可能性が示唆された。
中国広東省遂渓県湛江市茶亭

(新種)

Aurifilum cerciana W. Wang & S.F. Chen
語源…国家林業局桉樹研究開発中心 (China Eucalypt Research Centre; CERC) に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Aurifilum terminali
中国に分布する
同じモモタマナ属樹木を宿主とする
ITS+BT2+BT1+TEF-1α+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり分生子果に頸部を欠くのではなく有する
本種と異なり生育適温が35°Cではなくそれ未満である
ITS+BT2+BT1+TEF-1α+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Aurifilum marmelostoma
同じモモタマナ属樹木を宿主とする
ITS+BT2+BT1+TEF-1α+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり中国ではなくカメルーンなどに分布する
本種より側糸が短い
本種と異なり35°Cで生育不能
ITS+BT2+BT1+TEF-1α+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される